チップトレー等の特殊洗浄・クリーンスーツのクリーニングと滅菌処理

株式会社中部CIC研究所

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  • 2012/01/04
    新年のご挨拶

    新年あけましておめでとうございます。
    皆様どのような新年をお迎えになられたでしょうか。

    昨年は国内外ともに政治、経済、人心が大きく揺らいだ一年だったように思います。

    リーマンショックに端を発する世界同時不況に対し、主要各国が打ち出した様々な対策が功を奏し、一息つき、新興国需要を取り込んで再浮上しつつあった所に東日本大震災が発生。被災され、生活基盤を失われる方々が多数出るとともに、世界経済に対しても大きな影響を与えました。

    個人の生活まで含めた被災地全体の復興は道半ばと言ったところですが、主要産業のサプライチェーンに関わる企業を中心に、関連企業からの支援を得ながら急速に回復を遂げる企業が出たり、被災地外からの仕事の融通によって企業の復興を支援する動きなどもあり、最悪期よりは幾分安定した方向に駒が進んだ感はあります。民間の自助努力によって、着実に復興への道を歩んでいけることでしょう。

    しかしながら、今後、より大きな問題に発展することが懸念されるのがエネルギー問題です。
    震災を期に原子力発電の安全性への疑問が湧きおこり、公に反原発を唱える主体が増えました。エネルギー獲得の手段は多様化されるに越したことはないでしょうし、これを機に、水力、風力、太陽光といった再生可能エネルギーの本格的普及に向けた歩みを強めることになるのでしょうけども、多くの企業の利害がからむ原子力発電所の建設・運用からの転換には難航が予想され、当面の化石燃料の確保と併せて、難しい運営が避けられそうにありません。

    行政への期待は強まるばかりですが、まずは主役である民間の自助努力も需要だろうと思います。
    部品製造にかかわる資源のリサイクルや、無駄をなくすための部品の共通化、コスト低減や省エネルギーにつながるサプライチェーンの高度化といった工夫の集積こそが、昔より成熟し、日々制約が増してくる社会を乗り切るための解につながるように思います。

    自動車、半導体、バイオ、食品といった弊社の顧客企業様においても、正にこういった努力を積み重ねていらっしゃいます。
    弊社も「洗浄して繰り返し使う」「より高度な表面汚染制御によって不良率を下げる」というリサイクル洗浄・クリーン洗浄サービスの提供によって、微力ながらお客様企業をお支えし、ひいては国家が対峙する、より大きな問題の克服に寄与できればと思っております。

    本年も感謝の心を忘れずに、お客様に必要とされる企業であり続けられるよう、精進いたします。
    お客様企業の益々の御繁栄と、従業員の皆様のご健康をお祈り申し上げます。

    平成24年元旦

    株式会社中部シイアイシイ研究所
    代表取締役 山口弘修